私たちは地域にある資源を活用して循環させる有機農業を実践しています。
何か難しそうに聞こえますが、例えば地域にある荒れた竹林の竹を切り竹炭をつくり畑に入れます。
炭には無数の穴がありそこにたくさんの微生物が住み畑を豊かにしてくれます。萱もそうです。
1.自給的なくらしで得られる知恵やめぐみをシェアすること
2.有機農業を実践し地域の環境を今より豊かにしていくこと
自分たちの食べ物は自分達で作っていこう、自分たちでやれる事を増やしていこう、買うくらしから創るくらしへ。
荒れ地になっていた耕作放棄地の草を刈り、水を引いて米を作り、畑を耕し野菜の種を蒔きました。
野菜たちが育つリズムが掴め少しずつ自給できるものが増えました。鶏も飼いはじめ半年して卵を産み始めました。
野菜の味の表現としてよく、甘い・柔らかい・瑞々しいといった言われかたをすることが多いですが
あえて表現するなら「滋味:豊かで味わい深いこと」という言葉がしっくりくるのではと感じます。
私たちが創りたいのは「商品」ではなく「暮らし」です。
自分たちの暮らしを構成する食べ物や場所を自分たちで作ることを優先したい。
自分たちで作れるものを増やし、作れないものを見定めキチンと選ぶ。そういう暮らしを実践し、そのことをシェアしていきます。
私たちのくらしは決してすべてを自分たちで作っているわけではありません。
毎週土曜日には大好きなパン屋さんから届く食パンを食べるのが楽しみですし、 朝食は有機大豆を栽培している農家が自分たちで作っている納豆を食べるのが日常です。